国府町・下町地区

国府町・下町地区は、JR稲沢駅から概ね徒歩圏内であることから住居系新市街地ゾーンとして「稲沢市都市計画マスタープラン」に位置付けており、市街化区域への編入を視野に入れた土地区画整理事業によるまちづくりの実現に向け、令和2年度から地元組織との会合や説明会の開催、ニュースの発行等、事業の立ち上げに向けた取り組みを行ってまいりました。

令和5年度に実施した土地利用意向調査や令和6年度に開催した個別相談会では、地区内に居住される多くの方々から「事業には協力できない。」とのご意見をいただきました。加えて、まちづくりをけん引する地権者組織の代表者も不在でした。まちづくりの実現は行政だけの力で成し遂げられるものではなく、機運の高まりはもちろんのこと、地権者の皆さまの多くのご賛同が必要不可欠であることから、現状を踏まえ熟慮した結果、引き続き取り組みを進めていくことは極めて困難であるとの結論に達し、土地区画整理事業によるまちづくりを断念いたしました。

主に今後のまちづくりの方向性についての検討や、そのために必要な情報の共有を目的に、令和2年度から地元代表者の方で構成するまちづくり意見交換会を始めました。令和2年度に2回、令和3年度に3回、令和4年度に4回、令和5年度に1回開催し、まちづくりについての理解と知識を深めてもらうとともに、住民のみなさんへの周知方法や今後の進め方、まちづくり説明会の準備等について意見交換を行ってきました。

事業化に向けた動きを加速させるため、第2回まちづくり説明会において地権者組織への参加募集を行い、まちづくり意見交換会からの発展的な組織として 「国府町・下町地区まちづくり準備会」（以下、準備会）が令和5年6月に発足しました。また、第3回まちづくり説明会で、改めて募集したところ多くのみなさんから参加意向をいただきました。

準備会では、令和5年度に5回、令和6年度に3回の活動を行い、土地区画整理事業の理解を深めるための勉強会や事業の実施に向けた課題の整理と対応方針の検討、まちづくり説明会の準備等を進めてきました。

令和4年4月17日（日曜）に、国府町・下町地区にお住まいのみなさんを中心に「これからのまちづくりについて」と題して説明会を開催しました。当地区のまちづくりについて、市の基本的な考え方や土地区画整理事業の基礎知識について地元の方々に説明し、ご意見をいただくとともに、当日、ご参加いただきましたみなさんにまちづくりに関するアンケートを実施しました。

令和5年2月19日（日曜）に、土地区画整理事業の施行地区(案)内に土地をお持ちの方と国府町・下町地区にお住いの方を対象にまちづくり説明会を開催しました。土地区画整理事業の基礎知識や施行地区(案)について説明し、参加者のみなさんよりご意見をいただきました。

令和6年2月25日（日曜）に、土地区画整理事業の施行地区(案)内に土地をお持ちの方を対象にまちづくり説明会を開催しました。本地区のまちづくりについての経緯やまちづくり構想についての説明に加え、土地利用意向調査への協力をお願いしました。

令和6年2月に地区内の土地所有者の方を対象に土地利用意向調査を実施し、今後の土地利用に関する考え方、まちづくりに対するご意見・ご不安等をお聞きしました。結果の詳細については、以下のファイルをご覧ください。

市のまちづくり方針や、まちづくりの効果を周知するためのたよりを発行し、令和3年6月に住民のみなさんに回覧しました。

令和4年4月17日（日曜）に開催したまちづくり説明会の結果をまとめた「まちづくりニュース」を令和4年7月に発行しました。

令和5年2月19日（日曜）に開催したまちづくり説明会の結果をまとめた「まちづくりニュース」を令和5年7月に発行しました。

令和6年2月に実施した土地利用意向調査の結果等についてまとめた「まちづくりニュース」を令和6年8月に発行しました。