流域治水について
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流域治水とは
これまでは、河川の幅を広げる、川底を深くするといった河川改修を行い、河川に流すことができる水の量を増やすことで、洪水対策をしてきました。
しかし近年では、気候変動による突然の豪雨の増加や、都市化による雨水を地下に浸透させる田畑等の減少により、河川に集まる雨水の量が増え、河川改修だけでは増大する洪水のリスクに対応できない可能性があります。
そこで、河川改修に加えて、河川に集まる水を減らすために雨水を貯められる施設を設置することや、災害時の避難行動について考えることなど、流域全体のあらゆる関係者が協働して水災害の軽減に取り組む考え方を「流域治水」といいます。

市公式youtubeで流域治水紹介動画が閲覧できます
市公式YouTubeでは、流域治水の紹介動画を発信しています。

進む開発と高まる浸水被害の危険性
山林や田畑などには、雨水を一時的に貯めたり、地下に浸透させる機能があり、河川への雨水の流出量を抑える働きをしています。
しかし、今日では開発が進み、地表面がコンクリートやアスファルトに覆われ、河川へ短い時間で多くの雨水が入ってくるようになったために、洪水の危険性が増しています。
また、河川に入りきらない雨水によって、低い土地での浸水被害の危険性も増しています。
このため、山林や田畑を適正に保全していくことが、河川や下水道等の整備と合わせて、非常に重要となっています。

【開発が進む前】
雨水が地面に浸透して、ゆっくりと川へ流れる。

【開発が進んだ後】
地面がアスファルトで舗装され、雨水がすぐに川へ流れる。

雨水を貯留したり、地下に浸透させる施設
住民の方にもできる「流域治水」の例として、下図のようなものがあります。これらをご家庭などに設置することで、河川に一度に入ってくる雨水の量を減らすことができます。





地域の皆さんへのお願い



雨水タンクや浸透ますの設置には、補助金を交付しています
