街路樹を植える基準、メリットとデメリット、今後の計画は(令和6年9月4日受付)
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令和6年9月4日受付

ご意見・ご提言の要旨
街路樹を植える場所はどのように選定されますか。維持管理はコストがかかりますが、街路樹を植えるメリットとデメリットをどう考えているのか、また今後の計画を教えてください。

回答の要旨
本市では、「健康的で快適な暮らしが実感できる個性豊かな緑のあるまちの実現」を目指し、都市計画道路において植樹を行うことで緑豊かな市街地形成を推進しています。
街路樹を道路を新設したり、改築する場合は、道路構造の基準を定めた政令である「道路構造令」に則り、道路計画を策定する必要があり、これまで、その時代、時代に即した形で何度も見直しが行われてきました。
道路内に街路樹を含む植樹帯を設ける場合においても、緑化に関する規定が同構造令に定められており、設置にあたってはさまざまな要件に準拠する必要があります。
街路樹のメリットについては、ヒートアイランド現象の緩和といった都市環境負荷の軽減のほかに、防風や防音などの防災機能、火災の延焼を防ぐ防火機能、交通事故が発生した際、事故車が歩道等に乗り上げるのを防ぐ役割やまちに季節感や彩りをもたらすことで道路景観の魅力が高まるといったさまざまな効果があります。
一方、大きく成長した街路樹や雑草が繁茂した植栽帯は、通行時の視認性や安全な歩行者空間を阻害することから、定期的な剪定や除草が必要となってまいります。当然のことながら、こうした維持管理に伴う継続的な財政負担は発生いたしますが、これは街路樹に限ったことではなく、さまざまな公共施設においても同様であると認識しています。
都市の緑である街路樹のもたらす効果は非常に大きいことから、新たな都市計画道路を整備する際には、街路樹の設置も併せて検討していく必要があると考えています。

担当課 まちづくり部 都市整備課
注意:上記の内容は回答した時点でのものであり、回答以降内容が変わる場合があります