高齢者の皆さまへ フレイルを予防して元気に暮らしましょう
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避難所生活などで、「動かない」状態が続くことで心身の機能が低下し、「動けなくなる」ことが心配されます。つまずきやすくなったり、食欲が湧かず食事量が減ったりして、フレイル(虚弱)が進んでいきます。フレイルが進行すると体の回復力や抵抗力が低下し、インフルエンザ等の感染症も重症化しやすいと言われています。フレイルを予防して元気に暮らしましょう。

フレイルを予防する5つの心得

1.できるだけ、座っているだけの時間を減らす
歩行に必要な筋力を維持するために、次のトレーニングがお勧めです。ストレッチ体操と組み合わせて行いましょう。
テレビを見ながらでも、気軽にできます。

2.体重測定をする
身体を動かす機会が減ると、お腹が空かず、食事量が減りやすいです。
自分では気づかないうちに、低栄養になってしまう危険性があります。
体重減少は低栄養のサインです。

3.1日3食しっかり噛んで食べる
食べる時間を決めておくと生活リズムが整い、体調維持に効果的です。
毎食、タンパク質(魚、肉、卵、豆腐や納豆等の大豆製品、乳製品など)を摂ることも忘れずに。
筋力維持、免疫力アップの秘訣です。
ついつい、テレビを見ながらおやつを食べてしまうかたには、タンパク質を補えるヨーグルトやプリン、
ビタミン補給にフルーツがお勧めです。

4.毎食後、寝る前に歯を磨く
口の中を清潔に保つことは、感染症予防に有効です。

5.家族や友人と電話等で交流する
話すことは、それだけで、お口の体操になります。
人と交流することは認知症予防にもなります。
いつもの仲間との交流に、手紙やメールも活用しましょう。
