水の備え・市内の応急給水拠点・稲沢市水道事業が行う災害対策
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家庭でできること

1 災害への備えは大丈夫?
地震・台風など、災害はいつ起こるかわかりません。人が生きていくには1日3リットルの水が必要だといわれています。災害が発生したときに備えてお宅でも家族の人数の7日分を目安に飲料水を備蓄しましょう。
水道水を非常用飲料水として保存する場合は、清潔で蓋のできるポリ容器などに空気が残らないように口元まで水をいっぱい入れてきっちり蓋を閉め、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。3日過ぎたら雑用水に使用し、新しい水道水と入れ替えてください。

2 災害発生時の給水拠点
稲沢市水道事業では市内各避難所40箇所を応急給水拠点として定めています。いざというときのために、避難場所の確認をしておきましょう。

3 避難のときの注意点
避難するときは落ち着いて!!火の始末と同時に水道の蛇口が閉まっていることも確認してください。蛇口が開いたまま断水から復旧すると、家の中が水浸しになる恐れがあります。

稲沢市水道事業が行う災害対策
水道は、市民の皆さんの生活および経済活動に欠くことのできない基盤整備です。
南海トラフ地震などの大地震の発生が予想される中、災害に強く安全で安定的に給水するために十分な備えが必要です。

1 水道施設の耐震化
稲沢市水道事業では、大規模地震による被害を最小限に抑えるため、限られた財政の中で最大限の効果が期待できる設備投資を行っています。
- 石橋浄水場および祖父江配水場の耐震化は完了しました。
- 石橋第二浄水場の耐震化工事を令和5年度完了を目指し行っています。
- 特に地震に弱い老朽管や避難所に至る路線を優先的に配水管の耐震化を進めています。

2 応急給水栓の設置
また、平成28年度から避難所40か所へ応急給水栓を順次設置しており、令和8年度までの完了を目指しています。応急給水栓は、大地震などの災害時でも水を使えるようにするための設備です。
令和4年度末で33か所の設置が完了しています。
完了箇所:稲沢中学校、明治中学校、大里中学校、治郎丸中学校、稲沢西中学校、大里東中学校、稲沢東小学校、稲沢西小学校、大里西小学校、大里東小学校、下津小学校、大塚小学校、稲沢北小学校、高御堂小学校、小正小学校、総合体育館、稲沢高校、稲沢東高校、名古屋文理大学文化フォーラム、祖父江中学校、祖父江小学校、山崎小学校、領内小学校、丸甲小学校、牧川小学校、長岡小学校、祖父江町体育館、杏和高校、法立小学校、六輪小学校、三宅小学校、平和中学校、平和町体育館
今後の設置計画
令和5年度:勤労福祉会館
令和6年度:千代田中学校、清水小学校、国分小学校、千代田小学校
令和7年度:片原一色小学校
令和8年度:坂田小学校


3 応急器具の所有
災害時の給水拠点での応急給水のため車載用給水タンク(2t、1台)や飲料水袋を所有しています。
応急給水栓の未設置の場所などの断水時に、車載用給水タンクで水道水を供給します。
また、他市水道事業体との相互応援の体制を整えており、必要に応じて給水車などの応援要請を行います。

車載用給水タンク(2t)

3 防災訓練
災害時の対処を円滑に行えるよう「稲沢市水道事業危機管理マニュアル」を平成21年度に再編し、これに基づき、毎年訓練を行っています。