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あしあと

    よくある質問

    「自助」って何をすれば良いのですか

    • [更新日:2023年8月9日]

    回答

    「自助」の基本は、「自分の身は自分で守る」ということになります。
    しかし、いざ災害が発生すると、自分で何とかしようとしても、そう簡単には何とかできるものではありません。そこで、日頃から災害に備える準備をしておくことが大切になります。
    具体的には、次のようなものが「自助」として行うことと考えられます。

    1.最低限3日分、可能であれば7日分の飲料水・食料の備蓄を行う。

    多くの方が「避難所の防災倉庫内に食料があるから大丈夫」と考えていると思います。
    しかしながら、倉庫内の備蓄量は十分ではありません。
    これは、各種期限のある食料を災害時用として、全世帯分備蓄することには、予算、保管場所ともに実現不可能です。
    避難所へ向かうときには、各家庭で準備をしていただきますようにお願いします。
    また、市ではアレルギー対応食品を備蓄するとともに、災害時に企業等から物資の提供を受けられるよう応援協定の拡充をすすめています。

    2.避難する際に備え、非常持ち出し品の準備を行う。

    非常持ち出し品の主なものは次のとおりとなります。
    このほかにも、常備薬など個々のケースで違いもあります。

    • 救急セット(常備薬・絆創膏・消毒薬など)
    • かかりつけ医療機関の連絡先などを書いたメモ・薬の処方箋など
      ⇒薬の種類は非常に多いので、症状を伝えただけで日頃使っている薬が処方されるとは限りません。
    • 医療機器類(日頃服用している薬など)
    • 日常生活用具(メガネ・入れ歯・粉ミルク・紙おむつ・生理用品・杖・点字器・ストマ装具など)
    • 衣類、下着類、タオル、ティッシュ
    • マスク、体温計
    • 口腔ケア用品(歯ブラシ等)
    • 貴重品(現金、預金通帳、健康保険証など)
    • 携帯ラジオ(乾電池含むFMと午前の両方が聞くことができるものが便利)
    • 携帯電話(手巻き式充電器含む)
    • 懐中電灯
    • マッチ・ライター
    • 雨具

    ここに記載したものの中には、「日頃から使用しているので、非常持ち出し品として非常持ち出し袋などに詰めておけない!」というものもあります。
    非常持ち出し品とは、「無いと生活するうえで非常に不便になってしまうもの」ですので、非常持ち出し袋などに詰めておかなくても、すぐに持ち出せるような場所に日頃から意識して置いておくようにしてください。
    また、普段お子さんが遊んでいるオモチャなども、非常持ち出し品として検討しておくことも大切です。
    地震災害による心的外傷後ストレス障害(PTSD)の発症を、ある程度抑える効果があると言われています。

    また、非常持ち出し品の他にも簡易・携帯トイレ等の準備も大切です。

    非常持ち出し品(例)

    写真:非常持ち出し品

    簡易・携帯トイレ(例)

    写真:簡易・携帯トイレ

    非常持ち出し品、簡易トイレ等については、市役所東庁舎2階の防災安全課前に展示しております。

    写真:市役所での非常持ち出し品・簡易トイレの展示

    3.家族の安否確認方法を決めておく。

    「勤務先からやっとの思いで帰ってきたが、家族がどこにいるのかわからない!」とパニックになっても、すぐに安否がわかるものではありません。
    各避難所には、市の職員を配置していますが、災害時にはこういった個人の問い合わせには対応いたしかねる場合もあります。
    また、「稲沢市内では、そんなに大きな被害はなかったが、家族の勤務・通学先では被害が大きいようだ。無事だろうか…」というケースも想定されます。
    こういったケースに備え、各家庭で家族の避難先などを決めておくようにしてください。
    NTT災害伝言ダイヤル「声の伝言板171」を利用する方法がおすすめです。
    これは、被災地の方が録音した「安否などに関する情報」を他の地域の方が聞くことができるほか、他の地域の方から被災地の方へメッセージを送ることも可能なものです。
    ご利用にあたっての契約等は一切不要となっています。
    情報提供の開始はテレビ・ラジオで放送されることになっています。
    なお、毎月1日および15日の0時~24時、正月三が日(1月1日0時~3日24時)、防災週間(8月30日9時~9月5日午後5時)、防災とボランティア週間(1月15日9時~21日午後5時)が伝言ダイヤル体験利用日となっていますので、ぜひお試しください。

    4.家具類の転倒防止対策を行う。

    過去の地震災害において、死亡または負傷の原因の多くが、家屋の倒壊や家具の転倒によるものでした。
    地震が発生した際に生命を守ることが何よりも最優先です。
    家具類の転倒防止対策には、次のような方法がありますので、ぜひ行ってみてください。

    • 寝室などに家具を置かない。
    • 家具の転倒防止器具を取り付ける。
    • ガラスには飛散防止フィルムを貼る。

    また、稲沢市では、家具転倒防止器具等の購入補助制度がありますので、ご活用ください。

    5.隣近所の人と顔なじみになっておく。

    自分のことを自分で何とかできなくなった場合、待っていても誰も助けてくれない可能性があります。
    そのときに力になってくれるのが、隣近所の助け合い(共助)です。
    この共助に助けを求めるためにも、日頃から隣近所の人と顔なじみになり、災害時に助け合える関係を築いておくことが非常に重要となります。
    迅速に共助を求めるためには、災害が発生してからでは遅いのです。
    「近所付き合いは煩わしい」などと考えずに、自治会に加入したり、積極的に地域の活動に参加するなどして日頃から地域の輪に参加するようにしてください。

    お問い合わせ

    稲沢市役所 建設部 防災安全課 災害対策グループ 

    住所: 愛知県稲沢市稲府町1番地

    電話: 0587-32-1275

    ファクス: 0587-32-1158

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