重要文化財 木造釈迦如来坐像(国分寺2)
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像高103.1cm、頭上に八方宝冠(後補)をいただき、高髻、衲衣をつけ、定印を結び台座上に坐る。光背は二重円相の周縁に雲焔を透し彫する。台座は上方から蓮華(蓮弁五段・魚鱗葺)、上敷茄子、華盤、下敷茄子、受座、反花および八方三段の框座。
本体は桧材、寄木造、玉眼を入れる。肩さがりに大ぶりの衣褶をたたむ衲衣のかたちは中国宋代以降の仏像によくみるもので、本像も宋朝様の仏像の一例といえようが、像容が小締りに固くみえ、この法量とはみえぬまとまりのよいあたりは、時代が鎌倉最末期から南北朝に降るころの特色を示すものといえよう。
名称
木造釈迦如来坐像(モクゾウシャカニョライザゾウ)
文化財区分
重要文化財
種別
彫刻
時代
鎌倉
員数
1躯
管理者
国分寺(コクブンジ)
地区
明治
所在地
稲沢市矢合町
指定・登録日
大正元年9月3日指定
- 大正3・4年:保存修理