重要文化財 木製漆塗彩色金銅種子装五輪塔 付塔内納入品一括
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総高48.5cm。五輪塔は、密教の五大思想を象徴的に造形化したもので、万物を構成する地・水・火・風・空の五つの要素を、方・円・三角・半月・宝珠の形に表して、縦に積み重ねた姿を示す。この五輪塔は、木で成形後漆を塗り彩色を施したもので、各層には金銅板を切り透かして表した大日如来法身真言の種子を地輪・火輪・空輪は向かい合わせに、水輪・風輪は背合わせに鋲止している。
納入品の願文によれば、この塔は、性海寺の繁栄、仏法の興隆、衆生の利益などを願い、弘安5年4月から1か年かけて造立されたことが知られる。
名称
木製漆塗彩色金銅種子装五輪塔 付塔内納入品一括(モクセイウルシヌリサイシキコンドウシュジソウゴリントウ ツケタリトウナイノウニュウヒンイッカツ)
文化財区分
重要文化財
種別
工芸
時代
弘安6(1283)年
員数
1基
管理者
性海寺(ショウカイジ)
地区
稲沢
所在地
稲沢市大塚南一丁目
指定・登録日
平成5年6月10日指定
- 平成3年:保存修理
- 平成5年:納入品保存修理