重要文化財 本堂および宝塔 付 旧須弥壇擬宝珠4個
- [更新日:]
- ID:2821
本堂は桁行三間、梁間三間、入母屋造、向拝一間、向唐破風つき、屋根柿葺。周囲に縁を廻し、正面中央一間に木階五級を設け擬宝珠高欄をめぐらす。内部は後端半間を仕切って両脇を仏壇とし、中央間の両袖を壁にして中央部分を開放し、後門に通ずる後廊とする。中央後寄には来迎柱を立て、来迎壁の前に高欄つきの須弥檀を置き、壇上に宝塔を安置する。
宝塔は黒漆塗、総高263cm、塔身径77cm、塔身は反花式の台座上にはめ込まれ、組高欄を廻らす。
須弥壇は黒漆塗、高さ68cm、幅234cm、奥行156cm、禅宗様をとり入れた上下の繰型やひも框がつくが、中間の格狭間の取り扱いや高欄は和様である。
本堂は江戸時代前期、慶安年中の再建であるが、内部の宝塔・須弥壇・来迎壁・折上小組格天井は鎌倉時代の様式を示している。
名称
本堂および宝塔 付 旧須弥壇擬宝珠4個(ホンドウオヨビホウトウツケタリキュウシュミダンギボシ4コ)
文化財区分
重要文化財
種別
建造物
時代
江戸・鎌倉
員数
2棟
管理者
性海寺(ショウカイジ)
地区
稲沢
所在地
稲沢市大塚南一丁目
指定・登録日
昭和44年6月20日指定
- 昭和47・48年:解体修理