重要文化財 金銅宝相華唐草文透彫経筒 付紺紙金字法華経巻一
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高21.9cm、径3.8cm。経筒は、約1ミリ程の長方形銅板に文様を鏨で切り透し、鋤彫を加え、円筒形にまるめて蝋付けし、鍍金を施して仕上げたもので、筒中央に長方形の縁枠をつくり、その内部を魚々子地にして「妙法蓮華経巻第一」の題字を打ち出したのち、上下四段に両縁を連珠文とする宝相華唐草文をめぐらし、その間もまた優美な宝相華唐草文で埋めつくしている。制作時期は、透し彫り技法が頂点を極めた13世紀前半頃と想定される。経巻は、紺紙に金字で書写した法華経の序品で、経筒の題字とも符合する。整然とした謹厳な書体は極めて格調が高い。
名称
金銅宝相華唐草文透彫経筒 付紺紙金字法華経巻一(コンドウホウソウゲカラクサモンスカシボリキョウヅツ ツケタリコンシキンジホケキョウカンイチ)
文化財区分
重要文化財
種別
工芸
時代
鎌倉
員数
1口1巻
管理者
萬徳寺(マントクジ)
地区
小正
所在地
稲沢市長野三丁目
指定・登録日
昭和61年6月6日指定