市指定文化財 楼門
- [更新日:]
- ID:2796
三間一戸楼門、入母屋造本瓦葺、柱間隔は正面中央間9尺、両脇間および側面各間6.3尺で、上層の柱位置も全く一致する。柱は戸口の両脇柱円柱、その他上下層とも各柱面取角柱である。戸口両脇柱下には、唐居敷を据え、柱間には蹴放、方立、楯を組むが、扉の軸摺穴もなく、扉を入れた証跡がない。正面両脇間と通路側に金剛柵を入れ、中に仁王像を安置する。その他の各柱間には横板を落し込む。
この門では虹梁・蟇股・持送りなどの彫刻が非常に発達しているが、天明8年上棟の棟札が残っており、その頃の建立とすればかなり進歩的な手法をとっている。
名称
楼門(ロウモン)
文化財区分
市指定文化財
種別
建造物
時代
江戸
員数
1棟
管理者
長光寺(チョウコウジ)
地区
大里東
所在地
稲沢市六角堂東町三丁目
指定・登録日
昭和54年11月1日指定
- 昭和58年:保存修理