市指定文化財 銅造釣燈篭
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総高46.5cm、火袋幅19.5cm。銅板製鍍金、六角形の燈篭で、台に魚々子地唐草文をあしらった八双脚を付し、火袋は側面の中区一面を扉として開閉できるようにする。扉は蝶番で柱にとりつけ、掛金で留める。扉を含めて中区には松皮菱文を透し、下区は各面に、格狭間形の内部を魚々子地とした二葉つきの蕾蓮華を陽刻する。上区は二枚の散蓮華を陽透し、笠は伏鉢の周縁に12枚の花形を上へ反らして吹返しとし、外面には火焔宝珠の文様を打ち出している。上部には散蓮華形の烟抜き3個を透し、頂上に16葉の菊花文を陰刻する。笠の頂上には宝珠形の釣環台を取り付け、円形の釣環を通す。他の1基は、火袋中区の文様を輪宝文とする他は同一である。火袋の柱に篭字銘がある。
名称
銅造釣燈篭(ドウゾウツリドウロウ)
文化財区分
市指定文化財
種別
工芸品
時代
寛永2(1625)年
員数
1対
管理者
性海寺(ショウカイジ)
地区
稲沢
所在地
稲沢市大塚南一丁目
指定・登録日
昭和56年11月1日指定