市指定文化財 紙本金地著色唐人物図屏風
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本紙 縦 150.5cm、横 47.3~52.4cm。
本図は、第一扇と第二扇、第五扇と第六扇はほぼ連続しているが、第三扇と第四扇は厳密には連続しておらず、この間で若干切り詰められているものと考えられる。また第二扇と第五扇に屏風の紙継ぎとしては不自然な縦の紙継ぎがあり、かって大幅な改装があったものと考えられる。
『尾張志』の「中島郡性海寺」の項にある「屏風一双、古法眼元信筆」に相当するものとすれば、他にもう一隻あったことになる。画面は、硯を捧げる人物等が描かれるので「琴棋書画図」の中の一場面ともみられるが、一般の琴棋書画図の図様とは若干異なっている。このあたりでは、あまり例のない金碧障屏画で、江戸時代初期の狩野派正系画人の作と目される貴重な屏風である。

名称
紙本金地著色唐人物図屏風(シホンキンジチャクショクカラジンブツズビョウブ)

文化財区分
市指定文化財

種別
絵画

時代
江戸

員数
6曲1隻

管理者
性海寺(ショウカイジ)

地区
稲沢

所有地
稲沢市大塚南一丁目

指定・登録日
平成7年11月1日指定