市指定文化財 絹本著色證如上人像
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縦 97.1cm 横 39.6cm。
證如上人(1516~1554)は、円如上人の息男近松光応寺兼誉の息女を母にもち、大永七年12才の時、青蓮院尊鎮法親王の門室にて得度した。
天文元年六角定頼等の迫害にあって山科を退去し、祖像を奉じて大坂石山に逃れ、本願寺をそこに移した。
本図は、上畳に斜め右向きに坐し、墨法衣、袈裟を着して念珠をまさぐる通常の画像である。肉身部には胡粉を塗り、肉身線は墨細線でくくり、口唇には朱を淡く塗り、法衣と袈裟は茶味の強い墨色で、念珠には代赭を塗っている。
大谷本願寺第十二世教如から天正10年下附されたものである。市内最古の證如上人像として貴重である。

名称
絹本著色證如上人像(ケンポンチャクショクショウニョショウニンゾウ)

文化財区分
市指定文化財

種別
絵画

時代
天正10(1582)年

員数
1幅

管理者
徳円寺(トクエンジ)

地区
千代田

所在地
稲沢市福島町

指定・登録日
平成5年11月1日指定