市指定文化財 絹本著色阿弥陀如来像(阿弥陀寺)
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縦86.8cm、横37.5cm。右手を屈臂して胸前にあげ、左手を垂下してそれぞれ第一指と第二指を捻じ、来迎印を結んで正面をむき、蓮台に立つ阿弥陀如来像である。肉身には金泥を塗り、肉細線は朱細線でくくり、頭髪は群青を塗り衣褶線は金泥線で表わし、蓮台は金泥と緑青でいろどり、筋光背は群青と胡粉で交互に塗りわけ、光芒は金泥線で描いている。筋光背が48本の光芒で表現されているのは、阿弥陀四十八願に因んだもので、この図像が教義的に整備されていることを物語っている。この画像は本願寺第十世の證如から下附されたもので、その制作は16世紀中頃と思われる。
名称
絹本著色阿弥陀如来像(ケンポンチャクショクアミダニョライゾウ)
文化財区分
市指定文化財
種別
絵画
時代
室町
員数
1幅
管理者
阿弥陀寺(アミダジ)
地区
下津
所在地
稲沢市下津町
指定・登録日
昭和50年4月1日指定
- 平成元年:保存修理