市指定文化財 金銅勢至菩薩立像
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像高32.7cm、宝冠をいただき、その正面に光背を付した水瓶が線彫りされている。胸前に左手の掌を仰ぎ、右掌をこれに合わせる印相は、善光寺式弥陀三尊の脇侍中の一躯であり、その像高も流布する大方の例に等しい。原型は木型で、体の両側で前後の型を合せたものと思われる。
温雅な相好からみてもその制作は鎌倉後期のものである。
これらは一光三尊の形をとり、雲文を散らした大ぶりの光背を負い、三尊が臼型の蓮座に立つもので、その典型的な例は、やや時代は降るが性海寺本堂に本尊として安置されている。
名称
金銅勢至菩薩立像(コンドウセイシボサツリュウゾウ)
文化財区分
市指定文化財
種別
彫刻
時代
鎌倉
員数
1躯
管理者
観音寺(カンノンジ)
地区
稲沢
所在地
稲沢市松下
指定・登録日
昭和50年4月1日指定