県指定文化財 絹本著色三千仏図(性海寺)
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各縦163.6cm、横87.9cm。各幅画面中央に中台を設け、蓮台に結跏趺坐し、二重円光を負う三世仏各1躯を安置する。過去仏は右手を挙げ左手に薬壷を執るので薬師、現在仏は両手を胸前に挙げ説法印を結ぶ釈迦、未来仏は右手掌上に五輪塔を安置するので弥勒とみられる。三世仏はすべて裏箔を施こし、表面から墨で輪郭づけ、当初は彩色を施し、朱線で描き起こすとみられるが、多くははく落している。三千小仏は木版彩色によっており、3幅に共通して緑衣で朱蓮台のもの、朱衣で緑蓮台のものの2種の組合せを配合するが、中幅の現在仏に限って白衣・朱蓮台のものを追加して3種配合としている。制作年代は13世紀後半には降しえないものと考えられる。
名称
絹本著色三千仏図(ケンポンチャクショクサンゼンブツズ)
文化財区分
県指定文化財
種別
絵画
時代
鎌倉
員数
3幅
管理者
性海寺(ショウカイジ)
地区
稲沢
所在地
稲沢市大塚南一丁目
指定・登録日
昭和57年3月31日指定