県指定文化財 絹本著色三月経曼荼羅図
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縦104.3cm、横71.7cm。大般若会の本尊である釈迦三尊十六善神図の構成に似るが、本図は釈迦・文殊・普賢を中心にまわりに薬王・薬上の二菩薩、これに法華経陀羅尼品に説かれる同経を信仰する者を守護する10人の羅刹女を配したもので、これは釈迦が法華経を開説したとき、同経を護持するため羅刹や天部が会座したことをあらわした、いわゆる法華経諸尊集会図とよぶべき仏画で、法華会の本尊となる。本尊釈迦如来は宝冠を着し、法界定印を結んだ、宝冠釈迦如来で珍しい。本図の系統の画像は現存例が少なく、きわめて貴重である。鎌倉末期の制作。
名称
絹本著色三月経曼荼羅図(ケンポンチャクショクサンガツキョウマンダラズ)
文化財区分
県指定文化財
種別
絵画
時代
鎌倉
員数
1幅
管理者
萬徳寺(マントクジ)
地区
小正
所在地
稲沢市長野三丁目
指定・登録日
昭和55年10月17日指定
- 平成21年:保存修理