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あしあと

    稲沢のむかしばなし 矢合観音の誕生(稲沢市矢合町)

    • [更新日:]
    • ID:2613

    矢合町の「矢合観音の誕生」というお話です。
    今から、百数十年も前のこと。修行をするため、全国をめぐっていた、ひとりの巡礼が、矢合というところを通りかかった。
    「あーあ、きょうも日が暮れてしまった。どこか泊まるところを探さなければ。おや、家の明かりが見えるぞ。よし、たのんでみよう」
    巡礼は明かりに向かって、急いで歩いていった。
    「こんばんは、旅をしている者でございます。どこでもかまいません。一晩、泊めてやってください」
    この声を聞いて、そっと戸を開けた主人。うすきたない巡礼の姿を見て、「すまねえ。泊める場所がないんだ。わるいが、ほかの家をあたってくれ。」言い終わるが早いか、ビシャっと戸をしめてしまった。
    「この家は、なんと冷たいんだ。きっと、ほろびるにちがいない」巡礼はふり返りながら、つぶやいた。
    今度は、本郷村のある家に行き同じように頼んだ。
    「夜分、申し分けない。一晩泊めてやってくだせえ」主人は、とてもやさしい人だったので、こころよく泊めてやった。次の朝、巡礼は泊めてもらったお礼にといって、小さな木の箱をおいて、旅立っていった。主人は、なにだろうとふしぎな顔をしながら、そっと開けてみた。中には小さな観音様がはいっていた。
    「あのかたは、きっとえらいお坊さんにちがいない。ありがたいことだ」と主人は、朝晩、毎日手を合わせた。これが、現在の観音様なんです。泊めることをことわった家は、最後、さいなんが重なり、みんな死にたえてしまった。
    この観音様、”矢合のおまじない”とよばれ、いろいろな病気にきくということで、お祈りにくる人は、多いんですよ。

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    稲沢市役所 教育委員会事務局 生涯学習課 文化財グループ(生涯学習課) 

    愛知県稲沢市稲府町1番地

    電話: 0587-32-1443 ファクス: 0587-32-1196

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