学校の黙食について(令和5年5月31日受付)
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令和5年5月31日受付
ご意見・ご提言の要旨
学校ではまだ黙食が続いていると聞いています。新型コロナウィルスが第5類に移行し、社会全般で活動制限の緩和が進められる中、子供だけが過度な制限を課せられるのは間違っていると思います。そのひとつが『黙食』です。
学校給食は会話しながら楽しく食事をすることで協調性を育んだり教育的活動の役割があります。周囲とコミュニケーションをはかる貴重な時間なのです。
学校給食は子供達にとって楽しい時間であってほしいと切に願います。昨年11月政府の基本的対処方針の変更を受けて出した文科省からの通知も承知しております。黙食について具体的な対応はそれぞれの自治体や学校に委ねられているのであれば、稲沢市としてぜひ黙食の見直しを本格的に始めていただきたい。
コロナ禍でさまざまな我慢を強いられてきた子供達のために、せめて学校給食を楽しむ環境を整えていただきたいと願います。
回答の要旨
貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。
ご指摘いただいたように、学校給食は単なる栄養摂取ではなく、児童生徒の心身の健全な発達を支える教育的活動という役割があります。周囲と会話しながら食事をすることで協調性を育むなど、さまざまな効果が期待されます。安心して会話ができる楽しい給食を、誰もが待ち望んでいます。
文科省の通知によれば、必ずしも黙食は求められておらず、「座席配置の工夫や適切な換気の確保等の措置を講じた上で、給食の時間において、児童生徒等の間で会話を行うことも可能」とされています。一方で、「児童生徒等全員に食事の前後の手洗いを指導するとともに、会食に当たっては、飛沫を飛ばさないように注意することが重要」とも指摘しており、「地域や学校において感染が流行している場合などには、一時的に、(従来の)対策を講じる」とされています。稲沢市も同様の考えです。
教室にいる児童生徒数は、市内各校で異なっています。そのため、各校の状況に応じて対応していくべきであると考えます。
どうかご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。
担当課 教育委員会 学校教育課
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