HPVワクチン
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HPVワクチンについて

概要

ヒトパピローマウイルス感染症とは
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するといわれている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年から高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。

対象者
稲沢市に住民登録がある小学校6年生から高校1年生に相当する女子
(中学1年生に学校を通じてお知らせします。)
接種回数
ワクチンは3種類あり、年齢、ワクチンの種類により接種間隔や回数が異なります。また、同一のワクチンを使用する必要があります。
- サーバリックスを使用した場合(3回)
2回目:1回目接種から1か月後に1回
3回目:1回目接種から6か月後に1回
ただし、上記方法をとることができない場合は、1月以上の間隔をおいて2回行った後、1回目の接種から5月以上、かつ2回目の接種から2月半以上の間隔をおいて3回目を行う。 - ガーダシル・シルガード9(15歳以上)を使用した場合(3回)
2回目:1回目接種から2か月後に1回
3回目:1回目接種から6か月後に1回
ただし、上記方法をとることができない場合は、1月以上の間隔をおいて2回行った後、2回目の接種から3月以上の間隔をおいて3回目を行う。 - シルガード9(15歳未満)を使用した場合(2回)
2回目:1回目接種から6か月後に1回
※サーバリックスまたはガーダシルを1回または2回接種された場合、医師と相談のうえ、途中からシルガード9に変更し、残りの接種を完了することも可能です。15歳未満の方は交互接種となる場合、3回接種となります。サーバリックスとガーダシルの交互接種は認められていません。

キャッチアップ接種
子宮頸がん予防ワクチンの積極的勧奨の差控えにより、接種機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保する観点から、時限的に、定期接種の特例として、令和4年度より、定期接種の対象者を超えて接種が可能となります。
キャッチアップ接種期間が令和6年度までとされているところ、令和6年夏以降の大幅な需要増により、HPVワクチンの接種を希望しても受けられなかった方がいる状況等を踏まえ、令和7年3月末までに接種を開始した方を対象に無料接種期間が延長されます。

経過措置期間
令和8年3月31日まで

対象者(下記すべてを満たす方)
- 接種時点で稲沢市に住民票がある方
- 平成9年4月2日から平成21年4月1日生まれの女子
- 令和4年4月1日から令和7年3月31日までに1回以上接種している方(接種完了した方は除く)

注意事項
- この予防接種により期待される効果や、予想される副反応等について、接種を受ける本人もよく理解して受けてください。ご不明な点は医療機関にお尋ねください。
- 13歳から15歳の場合、保護者の署名記入により、お子様だけでの接種も可能ですが、急な体調変化をきたす恐れもあるため、保護者の同伴をお勧めします。
- 過去に接種を受けている人は、過剰接種・誤接種を防ぐためにも接種記録(母子手帳等)を持参し接種を受けてください。(接種履歴はマイナポータルでもご確認いただける場合がございます。)
- 県内他市町村で接種を希望する際は事前申請が必要です。保健センターへご相談ください。

実施場所
市内医療機関
お問い合わせ
電話: 0587-21-2300 ファクス: 0587-21-2361
E-mail: hoken@city.inazawa.aichi.jp