水洗化の快適生活
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一日も早く排水設備を設置しましょう
汚水を公共下水道に流すためには、家庭や事業所ごとに排水設備をつくらなければなりません。排水設備は、排水区域の土地所有者、使用者または占有者が汚水を下水道に流入させるために必要な施設で、供用開始の公示後遅滞なく設置することが法律で義務づけられています。
また、くみ取り便所が設けられている建築物を所有されている方は、公示後3年以内に水洗トイレに改造しなければならないと法律で義務づけられています。
下水道区域内で浄化槽を利用している家庭も浄化槽を廃止して、公共下水道に直接流すための改造工事が必要になります。
稲沢市公共下水道水洗化状況
令和5年3月末現在
- 処理区域面積 1,071.4ha
- 処理区域内人口 63,290人
- 水洗化人口 49,954人
- 水洗化率 78.9%
下水道に接続するとどうなるの?
下水道が整備され、各家庭が下水道に接続すると、日常生活で使った水やし尿は、「汚水」として下水道管を流れ、下水処理場に集められて浄化されます。そして川に戻され海へと流れていきます。このように「汚水」が直接下水道管に流れるので、蚊やハエの発生を防ぎ、道路の側溝もきれいになり、清潔で快適な生活環境が作られます。また、川や海などの水をきれいにする水質保全の役割も担っており、水環境をよみがえらせる働きをしています。
異物の混入が増えています
下水道は何でも流せるものではありません。近年、汚水以外が下水道へ流れ込んで、下水道管が詰まったり、終末処理場での汚水処理に支障が出たりするなどさまざまな問題が発生しています。
下水道を正しく利用してください。
- ガソリン、シンナー、石油、アルコールなどの危険物は流さない。特に事業者は、工場の廃液(強酸性、強アルカリ性)を流さない。
- 台所では、野菜くずやご飯の残り、天ぷら油やサラダ油などの食用廃油などを流さない。
生ごみを砕くだけの単体ディスポーザー(調理時の生ごみを機械で粉砕し、排水とともに下水道へ流す装置)は使用しない。※排水処理層付きのものなら使用可 - トイレでは、トイレットペーパー以外の紙、雑巾などの異物を流さない。