美術館の概要
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概要

荻須の画業全体を見渡すことができる常設展示室や、美術館主催の展覧会ほか美術団体や個人の作品発表の場としてご利用いただける一般展示室を備え、また、荻須がパリで使用していたアトリエの復元施設も御覧いただけます。
また、美術館の隣には稲沢公園があり、四季の移ろいをお楽しみいただけます。
豊かな緑に囲まれた空間で、荻須が愛したパリを感じながら、ゆったりお過ごしください。

活動内容

1.展覧会
- 「市民展」や「絵になる町児童生徒絵画展」のほか年1回特別展として荻須や荻須に関連する作家、荻須の作品理解を深める作家等を紹介する展覧会を開催し、作品鑑賞の機会を提供しています。
- 一般展示室や会議室の貸出を行っています。グループや個人の作品発表の場として利用できます。

2.教育・普及
- 開館の翌年から会議室を活用して洋画、日本画などの実技を中心とした美術講座を開催してきました。講座終了後の受講生が中心となり、約20のグループが活動を行っています。
- 平成14年度から特別展の内容にあわせたワークショップを開催し、継続して子どもを対象とした講座を開催しています。このほか、市内の小学校6年生を対象に郷土学習として鑑賞教育を行っています。

3.作品収集
- 昭和59年から美術品購入基金を積立て荻須作品を購入しています。
- 荻須作品の寄付や寄託の制度を設けており、収集委員会に諮った後、受入れを行っています。

建設のあゆみ

1980年(昭和55年)
荻須高徳より油彩画≪ギュドモン城館≫≪僧院の並木≫を購入すると同時に≪金のかたつむり≫の寄贈を受け、美術館建設計画を発表

1981年(昭和56年)
全国公開設計競技を行い、応募作品441件の中から、設計者が決まる(徳岡昌克と共同者)

1982年(昭和57年)
9月美術館着工、翌年6月竣工、荻須高徳から作品の寄贈を受ける

1983年(昭和58年)
8月2日稲沢市荻須記念美術館が開館

1986年(昭和61年)
10月14日荻須高徳パリにて急逝、文化勲章受章

1988年(昭和63年)
遺族からアトリエ遺品の寄贈を受ける

1995年(平成7年)
5月荻須アトリエ復元施設着工、翌年2月竣工

1996年(平成8年)
4月荻須アトリエ復元施設一般公開

2015年(平成27年)
収蔵庫棟増築着工、翌年3月竣工