ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

稲沢市公式サイトへ

稲沢市荻須記念美術館ホームへ

あしあと

    過去の特別展・企画展2016-2020

    • [更新日:]
    • ID:265

    2016(平成28年度)

    特別展 パリに生きる パリを描く -M氏秘蔵コレクションによる-

    会期

    平成28年10月29日(土曜)-12月18日(日曜)

    主催

    稲沢市・稲沢市教育委員会・稲沢市荻須記念美術館・笠岡市立竹喬美術館・神戸市立小磯記念美術館

    共催

    中日新聞社

    助成

    一般財団法人地域創造

    内容

    20世紀初頭、パリは「芸術の都」として芸術家たちの憧れの地でした。中でも当館の顕彰画家である荻須高徳(1901-1986)は、50年以上にわたりパリに滞在し、その街並み描き続けました。

    今回の展覧会では、日本近代芸術家たちが描いたパリの風景画を蒐集されているM氏の秘蔵コレクションから、没後30年にあたる荻須作品22点を中心に、藤田嗣治、梅原龍三郎、長谷川潔、里見勝蔵、佐伯祐三、小磯良平、棟方志功など、パリに生き、パリを描いた芸術家たちの作品70点と、共同開催した笠岡市立竹喬美術館(岡山県)、神戸市立小磯記念美術館(兵庫県)および当館の所蔵する14点の計84点により画家たちの多岐にわたる表現の豊かさとパリに対する想いを紹介しました。

    2017(平成29年度)

    特別展 荻須高徳展 ~全コレクションによる~

    会期

    平成29年10月28日(土曜)-12月10日(日曜)

    主催

    稲沢市・稲沢市教育委員会・稲沢市荻須記念美術館

    助成

    一般財団法人自治総合センター

    内容

    当館の顕彰画家である荻須高徳(1901-1986)は、50年以上にわたってパリに滞在し、人々の暮らしが息づく街角を描きました。平成29年は、荻須が渡仏した1927年から90年目を迎えることにちなみ、当館でこれまで収集した所蔵品のほぼ全てである195点を展示することによって、荻須の画業を見渡すとともに、「水のある風景」、「郊外」、「フランスの秋と冬」、「水彩画、素描、銅版画」などのテーマを設け、多様な表現を紹介しました。

    2018(平成30年度)

    市制60周年開館35周年記念特別展 山形美術館の名品と荻須が見たパリ画壇

    会期

    平成30年10月27日(土曜)-12月9日(日曜)

    主催

    稲沢市・稲沢市教育委員会・稲沢市荻須記念美術館

    共催

    中日新聞社

    助成

    芸術文化振興基金

    内容

    当館の顕彰画家である荻須高徳(1901-1986)は、パリを拠点に50年以上にわたり制作をつづけました。荻須は画学生時代に西洋絵画の名品を見る機会が限られていた自身の経験から、日本においても優れた西洋絵画を鑑賞できることを強く望んでいました。一方、山形美術館は、昭和39年、地方に美術館がまだ少なかった時代に開館し、昭和59年には、フランス美術の系統的収集と常設展示の方針を新たに打ち出し、荻須に収蔵作品の収集協力を依頼しました。

    この展覧会は、山形美術館のコレクションから、20世紀の巨匠の名品を含む油彩画40点により、長年にわたりフランス絵画の鑑賞機会を創出してきた山形美術館、そして、日本とフランスとの芸術のかけ橋となるべく、日本の新聞や雑誌へフランス画壇の近況を寄稿するなど積極的に尽力し続けた荻須高徳、日本の美術界がさらに充実するよう願い貢献してきた二者の功績に光をあて紹介しました。

    2019(令和元年度)

    特別展 木村伊兵衛 パリ残像

    会期

    令和元年10月26日(土曜)-12月8日(日曜)

    主催

    稲沢市・稲沢市教育委員会・稲沢市荻須記念美術館

    後援

    公益社団法人日本写真家協会、公益社団法人日本写真協会

    監修

    田沼武能(写真家)

    協力

    株式会社クレヴィス

    助成

    一般財団法人自治総合センター

    内容

    木村伊兵衛(1901-74)は、東京に生まれ、幼い頃にカメラを手にして以来写真に熱中し、1931年に「独逸国際移動写真展」で欧米の新たな写真表現、特にリアリズムに感銘を受け、人物の内面に迫る肖像写真や下町に生きる人々の飾らない日常をとらえた写真を発表しました。小型で素早い撮影が可能なライカを愛用した「ライカ使いの名手」としても知られ、長きにわたって日本の写真界を牽引し続けました。木村はパリで、写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンやロベール・ドアノーらと交流を深め、裏通りや市場などの生活の場を撮影しました。当時、一般的には普及していなかったカラーフィルムで写されたこれらの作品は、戦後間もないパリに生きる人々のざわめきや温もりまで詩情豊かに伝えています。

    本展では、木村が日本人写真家として戦後ヨーロッパを初めて取材した1954年および55年に撮影されたフランス、パリの作品を展示し、常設展の荻須高徳作品をあわせてご覧いただくことで、2人がとらえたパリの情景を紹介しました。

    2020(令和2年度)

    特別展 牛島憲之展 府中市美術館コレクション

    会期

    令和2年10月24日(土曜)-12月6日(日曜)

    主催

    稲沢市・稲沢市教育委員会・稲沢市荻須記念美術館

    協力

    府中市美術館

    助成

    一般財団法人自治総合センター

    内容

    牛島憲之(1900-1997)は熊本市に生まれ、1922年に東京美術学校西洋画科に入学。当館の顕彰画家である荻須高徳とは同級生でした。1927年に帝展初入選、1946年に日展で特選を受賞し、以後は創立会員である立軌会で主に作品を発表しました。1965年に東京藝術大学教授に就任、1983年には文化勲章を受章しています。生涯日本で制作を続け、その情趣をとらえた作品は、柔和で包み込むような印象を与える一方で、既成概念にとらわれない講図や題材が、丹念な筆づかいで表されています。

    一方、当館の顕彰作家である荻須高徳は、牛島と同じく1922年に東京美術学校西洋画科へ入学、在学中は牛島とは異なり、藤島武二の教室に在籍しました。卒業後は両者とも同級生で結成した上杜会(じょうとかい)で作品を発表し、荻須は1986年に文化勲章を受章しています。荻須はパリを拠点とし、流行に流されることなくパリの街角を力強い筆致で描き続けました。両者の作風は異なるものですが、自ら定めた画題に真摯に向き合い続け、パリと日本でそれぞれ活躍した二人の画歴からは当時の洋画壇の一端を感じることができます。

    本展では、牛島憲之記念館を有する府中市美術館のコレクションにより、その深遠な世界を紹介しました。

    お問い合わせ

    稲沢市役所 教育委員会 荻須記念美術館 美術館グループ 

    愛知県稲沢市稲沢町前田365番地8

    電話: 0587-23-3300 ファクス: 0587-23-3302

    お問い合わせフォーム