稲沢市の保育について(インクルーシブ保育・主体的な保育)
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稲沢市の保育について
稲沢市では、全ての子どもたちがともに育ち合うことを願って、次のような取り組みをしています。
- 子どもを尊重する丁寧な保育
- 子どもの主体性を尊重した保育
- すべての子どもが共に育ち合うことを願ったインクルーシブ保育の推進
- 保育士に対する巡回支援・研修会の実施
- 保健センター、学校教育課、福祉課、子育て相談室なのはなとの連携や相談支援の強化
子どもを尊重する丁寧な保育
稲沢市保育ガイドラインを守り、公立・私立を問わず全ての認可保育施設で、子どもの心や身体を大切にする丁寧な保育を実施しています。
子どもの主体性を尊重した保育
これからの時代を生き抜く子どもたちに必要な、自分で考え自分から行動する力や非認知能力を伸ばす、子ども主体の保育を0歳児から行っています。
すべての子どもが共に育ち合うことを願ったインクルーシブ保育の推進
障がい等の有無に関わらず、支援が必要な児童が、必要な場所で、必要な時に、必要な支援を受けられる体制づくりを進めています。乳幼児時期からいろいろな人がいることを知り、お互いに理解し認め合うことを生活や遊びを通して自然なかたちで学びます。
保育士に対する巡回支援・研修会の実施
巡回支援や研修会、公開保育等を通して、どの子どもにとっても生活しやすく分かりやすい環境づくりのアドバイスをしたり、保育士が子どもを理解したり、子どもへの関わり方を学び合う機会を設けるなど、子どもを支援する保育士に対しての後方支援を行います。
保健センター、学校教育課、福祉課、子育て相談室なのはなとの連携や相談支援の強化
子どもの成長過程を踏まえた、きめ細やかな支援を切れ目なく行うために、関係機関との連携を強化します。
稲沢市の保育については、こちらをご覧ください。
インクルーシブ保育について
稲沢市では令和6年度からインクルーシブ保育を目指した取組をはじめました。公立・私立を問わず、全ての園で障がいのある児童や、その他支援が必要なお子さんに対し、「個」ではなく、園という「環境」全体で支援するインクルーシブ保育を目指した発達支援を実施します。
- インクルーシブ保育について、詳しくはこちら(「新たな子育て支援!インクルーシブ保育を目指して!」ふれあい通信 令和6年8月後半号)別ウィンドウで開くの動画をご覧ください。
インクルーシブ保育の具体例
- 通常の人員配置基準(保育士1名に対しての園児数)に加え、数名の保育士(園の規模により異なる)を配置しています。
- 保育支援者や保育補助者を配置してゆとりある保育環境を整備し、きめ細やかな保育を実施する体制を整えます。
保育士の配置について
全ての園で障害のある児童や支援が必要な児童の受け入れを行うために、稲沢市では園全体に配置するサポート保育士と障害の程度に応じて個別支援保育士を配置し、ゆとりのある保育環境を作っています。また、保育士を多く配置することで、障がいの有無に関わらず全ての児童に支援が行き届くよう配慮を行っています。
- サポート保育士は支援が必要な児童に対しておおむね児童と保育士が4対1となるように配置しています。
- 個別支援保育士は児童の障がいの程度に応じて児童と保育士が1対1、2対1、3対1となるように配置しています。
保育支援者や保育補助者の配置について
保育士が保育に集中できるよう保育支援者や保育補助者の配置を行っています。保育支援者は給食の配膳や清掃などの保育周辺業務を、保育補助者は保育補助を行っています。
- 保育支援者や保育補助者は公立・私立を問わず、稲沢市主催の研修を受講し子どもへの関わり方などについて学んでいます。
インクルーシブ保育が目指すこと
支援の内容や支援の付き方については、お子さんの発達状況によって異なりますが、どのお子さんも目標は自立です。生活も遊びも、主体的に自分でわかって自分で動くことができるよう、環境を整えたり、保育士が働きかける等その子に合った支援を行います。
医療的ケア児の受け入れについて
一部の園で看護師を配置して医療的ケア児の受け入れを行っています。配置された看護師が、医師の指示書に基づき処置を行います。入園を考えている場合は、事前に保育園や市役所保育課まで相談をお願いします。
- 子生和保育園・高御堂中央保育園・牧川保育園で受け入れを行っています。
- 医療行為の種類によっては受け入れができない場合があります。
主体的な保育について
稲沢市では、「主体的な保育」を実施しています。子ども達はやらされるのではなく、心が動いて自分で「やりたい!」「おもしろそう!」「不思議だなぁ、知りたい!」と思った時に、よりよい育ちが生まれます。
稲沢市の保育士が実践していること
稲沢市の保育士は、「時に子ども達の共同作業者」であり「時にはそっと見守り」をし、「時にはあえて答えを出さず」思いを巡らす時間を作ります。保育士は、「失敗しないように先回りするのではなく、失敗した時にも立ち直ったり、気持ちに折り合いをつけたり、深く考えるチャンス」だと捉えます。稲沢市の主体的な保育への取り組みは、新しい時代を生きていく子ども達に、知識だけでなく「非認知的能力を育みたいという願い」が詰まっています。そして、稲沢市では、心の温かい、どんな人の心も大切にできる、そんな保育園を目指してチームで保育を行っています。子ども、保護者、保育士、保育園で働く職員、すべての人が笑顔でいられる楽しい保育園でありたいと思い、保育を行っています。
主体的な保育の具体的な取組については、こちらをご覧ください。
公立保育園での取組について
公立保育園での保育の取り組みの様子を「子育てのヒント」として発信しています。年齢別の保育園での取り組みを知りたい方や子育ての悩みがある方はぜひご覧ください。
子育てのヒント(内部リンク)
※2歳児のヒントです。リンク先には、年齢ごとのヒントを掲載しています。