子ども・子育て会議 会議録要旨(令和4年度 第1回)
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稲沢市子ども・子育て会議の会議録(令和4年度 第1回)
- とき 令和4年12月21日、午前10時〜午前11時30分
- 場所 稲沢市役所政策審議室
- 出席者数 25名
- 委員 16名、子ども健康部長・事務局 8名
- 傍聴 1名

あいさつ
水谷子ども健康部長あいさつ

議題
1.稲沢市子ども・子育て支援事業計画の状況について(資料1)
添付ファイル

報告事項
- 愛知県および稲沢市子育て世帯臨時特別給付金について(資料2)
- 出産・子育て応援交付金について(資料3)

委員の意見

議題
1.稲沢市子ども・子育て支援事業計画の状況について
(委員O)
資料1 計画の追加に、いなざわ電子図書館を開設したということですが、まだ開設したばかりであると思いますが、利用状況などを教えてください。
(事務局)
あいにく、本日資料がありません。次回の会議で利用状況について報告します。
(委員K)
資料の表の見方について、2号の中に、「教育希望が強い」という項目がありますが、どういうことか教えてください。
(事務局)
通常、幼稚園に入る方は1号ですが、2号というのは、保育のみを必要とする方と、それ以外に、保育も必要だけど、教育もしてほしいという希望をされている方がいて、そういう方が、教育希望が強いということになります。
この計画を策定する際にアンケート調査を行っており、教育希望が強いかどうか、アンケートの調査項目となっていて、その結果がこの数字になっています。
(委員K)
需要率はアンケート調査に基づくものだと思いますが、ニーズというのはどのように出していますか。
(事務局)
計画書の62ページにニーズ量の算出方法が掲載されています。アンケート調査の結果をもとに算出し、将来の児童数等を見込んでニーズ量を反映させます。利用しますか、という質問に対し、「あれば使う」と答える方が多く、かなり多い数値になってしまいますので、そこから地域の実情とか利用状況等を考慮した中で、過大にニーズ量を見込まないようにしています。
(委員K)
3ページの表を見ると、令和4年度の1号の提供量が96人になり昨年より増えていますが、そもそも足りていないと思います。内容がわかりませんが、なぜそんな数字になるのでしょうか。保育園に預けたくても預けられないので、保育園の枠で希望していても預けられないので、完全に足りてないのではないかと思います。
(事務局)
ここの人数は、幼稚園の定員の人数を入れています。ここの人数が3年度から4年度にかけて増えているのは、平和地域の3つの公立保育園を閉園し、新たに認定こども園ができたことにより人数が増加しました。
保育園の老朽化、園児数も減少しており、市全体として公立保育園をどうしていくか考えていくなかで、需要を聞きつつ、対応しているものです。
(委員I)
教育と保育という言葉を背反のように使うことはやめてほしいと思います。保育の中には教育の要素と養護の要素が含まれていて、保育園が教育をしていない、幼稚園が教育をしているという考え方はやめていただきたいと思います。
アンケートの「教育希望が強い」という項目は意味がないのではないでしょうか。幼稚園の教育要領、保育園の保育指針、いずれも教育の部分に関してはほぼ同一の内容になっていますので、ぜひそこを理解してほしいなと風に思います。
(委員E)
7ページの(4)子育て短期支援事業(ショートステイ)について。
このショートステイは子どもがお泊りするということだと思いますが、日中と違い一晩預けられるというのは子どもにとっては大きなストレスであり、預ける親御さんの心配も大きいと思います。何日までとか、こういう理由で使えるとか、実際に何か問題点などが発生していないかどうか、そういう情報はありますでしょうか。
(事務局)
ショートステイにつきましては、対象者といたしましては、例えば保護者の方が病気、育児疲れ、慢性疾患児の看護疲れ、育児不安など、身体的、精神的な事由も含まれますし、あとは出産や、病気の時に養育ができないという場合、あとは母子等が経済的な問題や夫の暴力等により緊急一時的に保護を必要とする場合、いろいろな場合が考えられます。
日数は、基本的には、7日以内の利用としています。
この事業については、稲沢市では、3つの施設、乳児院と、児童養護施設2カ所と委託契約をしておりまして、何かあったときに、空き状況を見てご案内し、ご利用いただくという制度です。利用料も発生しますし、今のところの送迎もご自身でやっていただくということになっているので、なかなか今までは利用がありませんでした。
(委員E)
ショートステイという制度自体を今回はじめて知って、お母さんが新型コロナウイルスに感染しお子さんを見られない場合など、ニーズは高いと思います。情報として周知されると利用が増えると思います。
(事務局)
周知については、ホームページや子育て支援ガイドブックという冊子などへの掲載や、個別で相談があれば合った方には紹介するなどしています。一時的な預かりの事業など、保護者の支援について、市としてやっていけることがあれば実施していきます。また、周知にも努めます。
(委員F)
ショートステイの関連で、児童相談センターや、警察との連携などはどうなっていますか。
(委員P)
児童相談センターです。児童相談所でも一時保護という機能がありますが、これは行政処分になるため、皆さんの持っている権利を阻害して、すべて児童相談所の判断で子を預かりますし、安全だと児童相談所が判断しないと家庭にお返ししないというものです。ショートステイは契約をしてお金を払って利用していただくサービスなので、使い分けは、子育て支援課と相談しながら、虐待に及んでいかないように対応を決めていきます。
また、先ほど話のあった、コロナで濃厚接触の児童を預かるということについては、愛知県として対応していますが、一般の児童養護施設では預かることができず、ショートステイも対象外となっていますので、愛知県の児童家庭課に相談をお願いします。
(委員H)
ショートステイの相談を受けたときに、保護者が送迎しないといけないということで、すごく利用がしにくいと思います。
(事務局)
送迎が負担であるという声はあります。国の方でも、特別な事情がある場合は送迎も手伝うようにと言っておりますので、稲沢市でも、今後、場合によっては送迎を行えるよう準備を進めています。

報告事項
・報告事項1(愛知県および稲沢市子育て世帯臨時特別給付金について)
質疑なし
・報告事項2(出産・子育て応援交付金について)
(会長)
伴走型の相談支援ということすが、相談はどのように行いますか。
(事務局)
まずは妊娠届出時です、母子健康手帳を保健センターで交付するときに、全員の方に面談をします。次は妊娠8か月ごろで、その1か月前にアンケートを送付し、希望者の方に面談します。出産届出から乳児家庭訪問の間については、新生児訪問、助産師訪問、こんにちは赤ちゃん訪問ということで、全員の方を対象に面談をします。
(会長)
面談した方に出産・子育て応援ギフトを支給するということですが、これは今回限りの事業でしょうか。
(事務局)
国は継続的な事業として考えています。現在、実施に向けた準備を進めています。
(委員H)
赤ちゃん訪問などを拒否される方もあると思いますが、そういった方のフォローはどうなりますか。
(事務局)
体調が悪い、拒否されるなど、どうしても面談ができない場合は電話等でも良いとされていますので、赤ちゃん訪問を拒否されるかたには、電話等で対応する場合もあると思いますが、全員の方にもれなく交付ができるようにしていきます。
(会長)
今年度中に行うということでよかったですか。
(事務局)
この2月から事業を開始するよう準備を進めています。
(委員I)
出産・子育て応援ギフトについては、今まで市がやってきたことにギフトがついてくるというイメージでよいですか。
(事務局)
そのとおりです。ただ、妊娠8か月前後の面談については追加の事業になります。
(委員I)
赤ちゃん訪問から幼稚園や保育園に入るまでの支援というのも重要だと思います。出産してすぐは支援が手厚いが保育園に入ってくる頃には疲弊している家庭が時々みられます。
(事務局)
4か月児健診や1歳6か月児健診、3歳児健診などで、こちらが気になる方については担当地区ごとの保健師が電話や訪問で対応しています。妊娠期から子育て期まで、保健センターでは継続して実施しています。
(会長)
稲沢ではどのように出産・子育て応援ギフトを支給しますか。
(事務局)
令和4年度については、現金での支給が決まっています。次年度以降も現金での支給を考えています。