稲沢のむかしばなし すみよしキツネ(稲沢市下津町)

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ページID1003140  更新日 平成31年1月25日

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イラスト:すみよしキツネ

稲沢市の東の方にある下津町の「すみよしキツネ」というお話です。
今から百年も前のこと。現在の下津小学校の南にある住吉神社はむかし、松がこんもりとしげっておった。そして、松の根元に穴をほって、たくさんのキツネが住んでおったんじゃ。
近くのくら掛部落に黒衛門というお百姓さんが住んでおった。黒衛門は、鳥や動物を取るのがうまく、とりわけキツネをつかまえることについては、村中の評判であった。取り方は、穴からにげ出したキツネが、となりのやぶへいげこむのを先回りして、まちぶせして、つかまえるというもので、そりゃぁーうみゃぁぐわいにとらまえとった。
ところがある時、同じ村に住むお悦という娘のようすがおかしくなった。真夜中にひとりごとを言いながら、ハダシで村中をかけまわったり、ごはんがはいっているおひつに頭をつっ込んでたべたりするようになった。
村の人たちは、「お悦に、キツネがついただ。黒衛門が、キツネをとらまえるもんだで、日ごろのうらみをはらすため、お悦をいじめているにちぎゃぁねえだ。クロエモォーン、もうキネツをとらまえるのはやめてくれェー。」と口々にいった。
黒衛門は、「ほんなことあるもんか。」と知らん顔をしていたが、村人にあまり言われるもんで、やむなくお悦に頭をさげた。
「もうキツネはとりませーん。どうか、村の人を助けてやってくだせぇー。」
それから、数日後、お悦を始め村人は、元気になり、キツネにとりつかれる人はなくなったということじゃ。

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