市指定文化財 日下部太鼓
江戸末期に遠島(あま市七宝町)から、日下部の二人の青年によってもたらされ、その後、日下部の若年番によって継承されてきたものである。町内各神社の祭礼時に神前に奉納され、毎月19日夜には沓石神社、27日夜には秋葉社、晦日には白山社と神明社に年番の組によって奉納される。笛と太鼓による音曲は、ひなびた階調のなかにも技巧がこらされ、格調高く、素朴な農村の風土に密着しながら伝承されてきた感が深い。『道行太鼓』と『巫女太鼓』に大別され、前者は、神社へ山車が進行している時に奉せられ、「大道行」「梵天囃子」「玉垣囃子」「釣り上げ」「下り」「割子星」「小道行」があり、後者は、神前への奉納太鼓で「巫女」「和太寄世」「四ツ節」「神来舞」「茜囃子」「豊年囃子」が伝えられている。
- 名称
- 日下部太鼓(クサカベタイコ)
- 文化財区分
- 無形文化財
- 管理者
- 日下部太鼓保存会(クサカベタイコホゾンカイ)
- 地区
- 大里東
- 所在地
- 稲沢市日下部中町
- 指定・登録日
-
昭和52年11月1日指定
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