市指定文化財 般若心経秘鍵版木
第1枚:縦27.2cm、横88.5m、厚さ3.0cm。第2枚:縦30.2cm、横88.0cm、厚さ3.1cm。
平安時代以来、経典の印刷は、奈良・京都の諸大寺や高野山等で盛んに行われたが、鎌倉時代から南北朝時代へと下るに従い諸地方に波及し、各地で開版された。しかし、それらの印刷に使用された中世の版木が現在に残る例は少なく、愛知県内でも現在確認できる経典版木は、性海寺所蔵品と萬徳寺所蔵品だけである。
『般若心経秘鍵』は、空海が著したもので、『般若心経』に対する注記の形をとりつつ、実はほとんど完全に空海の思想を述べており、これは解題いうべきものではなく、教理書とみるべきものである。
永正17年の理趣経版木(市指定文化財)に次ぐ版木として貴重である。
- 名称
- 般若心経秘鍵版木(ハンニャシンギョウヒケンハンギ)
- 文化財区分
- 市指定文化財
- 種別
- 歴史資料
- 時代
- 天文4(1535)年
- 員数
- 2枚
- 管理者
- 萬徳寺(マントクジ)
- 地区
- 小正
- 所在地
- 稲沢市長野三丁目
- 指定・登録日
-
平成8年11月1日指定
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