市指定文化財 陶製狛犬(尾張大国霊神社)
阿形 総高51.3cm、奥行32.1cm、吽形 総高49.8cm、奥行31.8cm
本殿内陣に安置され、社伝では古くからこの一対を足利尊氏公奉納と伝えている。阿形の口の部分が欠失している他はいずれも良好な状態を保っており、表面全体に施した灰紬が淡い青緑色の美しい地肌をつくり、古瀬戸独特の深い味いを示している。筋骨引き締まっていかにも逞しい体躯や脚部の表現、鋭い眼光、小振りながら俊敏な感覚を示す尖った耳の造作など、俗にいう和犬型狛犬の典型を示しており、力強い趣がある。室町時代初期頃の製作と考えられる。
- 名称
- 陶製狛犬(トウセイコマイヌ)
- 文化財区分
- 市指定文化財
- 種別
- 工芸品
- 時代
- 室町
- 員数
- 1具
- 管理者
- 尾張大国霊神社(オワリオオクニタマジンジャ)
- 地区
- 小正
- 所在地
- 稲沢市国府宮一丁目
- 指定・登録日
-
昭和53年11月1日指定
- 平成27年:保存修理
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