市指定文化財 金銅宝冠

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ページID1002995  更新日 平成31年1月29日

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写真:金銅宝冠

各面総長15.8cm、上幅5.8cm、下幅7.1cm。大日如来のいただく五智宝冠になぞらえたもので、金銅板製のもの二具八枚を存している。各面は上部を三山形に刳り、裾広がりに作った楯状をなし、胎面に繊細な唐草文を透彫りし、中央に蓮華文、その下方に三面式の火焔宝珠文を背面より打出し、毛彫りを加えて飾り、下縁部には連珠文帯をめぐらすのを基本形式とする。さらに八面を分類すると、正面の下方中央に上向きの鉤を備えるもの四面と、これの無きもの四面に分れる。この無鉤の四面のうち一面は中央部に金剛界大日如来を中心とする五仏をあらわすところから金剛界用の宝冠であることが明らかであり、法量から推測しても当初は五面を一組として構成されたものと見受けられる。従って他の一組に当る有鉤の四面は胎蔵界用の宝冠で、もと胎蔵界五仏を表幟した一面が存したものと考えるべきであろう。この宝冠は各面に見られる透彫りの手法も優れ、魚々子や蹴り彫りも古様であり、製作は室町時代を降るものではない。二面の欠失があるとはいえ、金胎両部の五智宝冠の遺例として極めて珍しいものである。

名称
金銅宝冠(コンドウホウカン)
文化財区分
市指定文化財
種別
工芸品
時代
室町
員数
1対
管理者
性海寺(ショウカイジ)
地区
稲沢
所在地
稲沢市大塚南一丁目
指定・登録日

昭和57年11月1日指定

このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局 生涯学習課 文化財グループ
〒492-8269
愛知県稲沢市稲府町1番地 本庁舎3階
電話:0587-32-1443
ファクス:0587-32-1196