市指定文化財 灰釉陶器蓋付短頸壺
短頸壺は高さ19.7cm、口径10cm、胴径24.5cm、底径13.8cm。蓋は高さ3.8cm、口径12.5cm。
短頸壺、蓋ともに稲沢市長野所在の塔の越遺跡から出土した灰釉陶器である。
短頸壺は完全な形で出土しており、肩部から胴部にかかる灰釉の釉だれがみられる。宝珠形のつまみが付く蓋が残っていることも珍しい。制作された時期は、平安時代前期(8世紀末から9世紀初め)と考えられる。
用途は蔵骨器として使われていた可能性がもっとも高い。また、塔の越遺跡は尾張国府跡の候補地の一つで、この遺跡を知る上で貴重な資料である。
- 名称
- 灰釉陶器蓋付短頸壺(カイユウトウキフタツキタンケイコ)
- 文化財区分
- 市指定文化財
- 種別
- 工芸品
- 時代
- 平安時代前期
- 員数
- 1合
- 管理者
- 稲沢市(イナザワシ)
- 地区
- 稲沢
- 所在地
- 稲沢市稲府町
- 指定・登録日
-
平成26年11月1日指定
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