市指定文化財 絹本著色阿弥陀如来像(善慶寺)
本図は、方便法身尊形といわれるもので、蓮華座上に正面向きに立ち、右手は胸前に上げ、左手は垂下し、ともに第1指と第2指を稔ずる来迎印(真宗では摂取不捨印という)を結んだ阿弥陀如来立像である。仏身は金色身で、肉身線は朱細線でくくり、着衣の条葉や蓮弁の筋には蔵金を使用し、頭部は群青で賦彩する。頭光からは弥陀の四十八願になぞらえた48本の光芒が上下左右に放たれる。
文亀元年(1501)に本願寺から下附されたものであることがわかる。
当市の地名が残る方便法身尊形のうち、年号のわかるものにしては最古のものである。
- 名称
- 絹本著色阿弥陀如来像(ケンポンチャクショクアミダニョライゾウ)
- 文化財区分
- 市指定文化財
- 種別
- 絵画
- 時代
- 文亀元(1501)年
- 員数
- 1幅
- 管理者
- 善慶寺(ゼンケイジ)
- 地区
- 稲沢
- 所在地
- 稲沢市石橋二丁目
- 指定・登録日
-
平成9年11月4日指定
- 平成22年:保存修理
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