市指定文化財 絹本著色両界曼荼羅図(安楽寺)
各縦143cm、横130cm内外。一般に流布している弘法大師請来の現図系曼荼羅であるが、画面の比率が縦長となっており、こうした傾向は14世紀以降の特徴である。諸尊の図像は、細部の持物にいたるまで的確に描写されていて、写し崩れが少なく、描線は抑揚をもたせずに伝統的な仏画の手法で描写されている。しかし、諸尊の姿態の描線はのびやかさに欠け、型式化が認められて、その制作は室町時代初期頃と考えられる。
- 名称
- 絹本著色両界曼荼羅図(ケンポンチャクショクリョウカイマンダラズ)
- 文化財区分
- 市指定文化財
- 種別
- 絵画
- 時代
- 室町
- 員数
- 2幅
- 管理者
- 安楽寺(アンラクジ)
- 地区
- 大里西
- 所在地
- 稲沢市奥田町
- 指定・登録日
-
昭和43年10月1日指定
- 平成7年:保存修理
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