市指定文化財 絹本著色弘法大師像(萬徳寺)
縦 98.4cm、横 41.5cm。
弘法大師空海(774~835)は讃岐国多度郡に生まれた。延暦23年(804)に入唐し、長安の青龍寺の恵果らに学んで研鑽を重ね、大同元年(806)に密教の経典・儀軌・仏具などを携えて帰国し、真言宗を開創した。
この画像は、右手に五鈷杵を握り、左手に念珠を執り、椅子式座具の上に坐った形姿を示し、一般に真如親王筆様といわれる図像である。後宇多院真筆と伝えるものである。上部3分の1程が補紙である。衣文線の手法もよく、室町時代初期から中期に制作されたと考えられる。市内の弘法大師像では無量光院に次ぐ作例で、貴重である。
- 名称
- 絹本著色弘法大師像(ケンポンチャクショクコウボウダイシゾウ)
- 文化財区分
- 市指定文化財
- 種別
- 絵画
- 時代
- 室町
- 員数
- 1幅
- 管理者
- 萬徳寺(マントクジ)
- 地区
- 小正
- 所在地
- 稲沢市長野三丁目
- 指定・登録日
-
平成4年11月2日指定
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