市指定文化財 絹本著色理源大師像
縦74.8cm、横39.0cm。小野流の元祖、当山派修験道の祖、承和14年貞観寺真雅の下で出家し、貞観16年霊告により醍醐寺を開き、密教修行の道場とし、如意輪・准ていの尊を安置して落慶法要を行なった。翌年東大寺に東南院を創建して三諭宗の本所として自ら第一世となった。延喜9年醍醐寺において皇子誕生の護摩供を修した。天皇は醍醐寺に堂塔を建てさせ、田園をも寄進した。六月深草の普明寺で病に罹り、諸職を辞して門弟に遺誡して寂した。醍醐山上に葬られ、宝永4年理源大師と諡名された。
本像は、右手に三鈷杵、左手に二葉を持ち、正面向に牀座上に坐す図様である。画面向って右上に聖寳とある。本図の制作は室町時代末期の天文頃と考えられる。
- 名称
- 絹本著色理源大師像(ケンポンチャクショクリゲンダイシゾウ)
- 文化財区分
- 市指定文化財
- 種別
- 絵画
- 時代
- 室町
- 員数
- 1幅
- 管理者
- 萬徳寺(マントクジ)
- 地区
- 小正
- 所在地
- 稲沢市長野三丁目
- 指定・登録日
-
平成2年11月1日指定
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