市指定文化財 絹本著色玄性上人像
縦85.0cm、横35.6cm。室町絹と呼ばれる粗目の画絹の画面上部に三色の色紙形を切り、画面下半に経机を前に墨衣と袈裟を着け両手で数珠を握る僧侶が、画面向かってやや左向きに上畳に座す姿を描く。箱蓋裏墨書銘から、代々専与上人と伝えられてきたが、上部色紙形の讃から、玄性上人像であることが明らかとなった。
玄性は、根来大伝法院の学頭で学問に秀で、詞弁に優れた学者であり、根来妙音院に住し、新義真言宗の大伝法院流を継承し、学徒を大いに教え導いた。
- 名称
- 絹本著色玄性上人像(ケンポンチャクショクゲンショウショウニンゾウ)
- 文化財区分
- 市指定文化財
- 種別
- 絵画
- 時代
- 室町
- 員数
- 1幅
- 管理者
- 萬徳寺(マントクジ)
- 地区
- 小正
- 所在地
- 稲沢市長野三丁目
- 指定・登録日
-
昭和61年11月1日指定
- 平成20年3月19日:名称変更
- 平成20年:保存修理
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