市指定文化財 絹本墨画十八羅漢図
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各縦130.6cm、横60.7cm。羅漢は仏滅後の仏弟子達が法を護持して山中に隠潜する姿である。本図は墨一色で、双幅にわたって山中においてそれぞれ神通を発揮する尊者18人を描いている。本図は2幅から成り、1幅には老松や断崖を背景に、観瀑、降竜、看経、伏虎等の諸相を図示し、他幅には飛雲に乗じ、崖壁を降下してくる一群の羅漢を肥痩のあまりない均一な墨線で克明に描いている。一方断崖や土坡、樹木、涌雲等にはかすれを伴う濃淡墨で描き、とりわけ峻法、骨法、用筆にみるやや濃い焦墨の使用は室町後期の伝曽我派作といわれるものに共通する。
名称
絹本墨画十八羅漢図(ケンポンボクガジュウハチラカンズ)
文化財区分
市指定文化財
種別
絵画
時代
室町
員数
2幅
管理者
萬徳寺(マントクジ)
地区
小正
所在地
稲沢市長野三丁目
指定・登録日
昭和56年11月1日指定