市指定文化財 絹本著色釈迦十六善神像(性海寺)
縦 97.4cm 横 37.3cm。
釈迦如来を中心に、まわりに文殊菩薩・普賢菩薩の両脇侍、それに大般若経を守護する十六善神や四天王、法涌、常啼、玄奘、深沙太将を並べて描いたもので、大般若経転読の威力によって怨敵退散、国土安全を祈る場合に修せられる大般若会の本尊となる画像である。
本図は鎌倉後期から以後に定型となった標準的な十六善神図で、図が縦長となり、諸尊が土坡ある庭上に侍立すること、背後に涌雲を描くことなど、細部に特徴がある。賦彩にみる軽快な明るさ、描法にみる金泥盛上手法等から室町時代後期の制作と認められる。
市内では、萬徳寺本、安楽寺本(以上県指定)、無量光院本(市指定)に次ぐ作例で貴重である。
- 名称
- 絹本著色釈迦十六善神像(ケンポンチャクショクシャカジュウロクゼンシンゾウ)
- 文化財区分
- 市指定文化財
- 種別
- 絵画
- 時代
- 室町
- 員数
- 1幅
- 管理者
- 性海寺(ショウカイジ)
- 地区
- 稲沢
- 所在地
- 稲沢市大塚南一丁目
- 指定・登録日
-
平成5年11月1日指定
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