市指定文化財 絹本著色五輪双円塔
縦86.2cm、横36.8cm。五輪は五大の異称で大日如来の三昧耶形である地・水・火・風・空を表わす。下から方・円・三角・半月・宝珠を積みあげ、種子を刻する。もと舎利を奉安することによって、供養塔などに用いられる。
本図は、蓮台上にそれぞれ方・円・三角・半円・宝珠形になるように図案化した大日如来の法身真言ア・バン・ランの種子を下から上へ向い合せ、背合せ、向い合せに配し、半円のカンと宝珠のケンを一字で表して五輪塔を形成している。性海寺には別に木造漆塗彩色金銅種子装五輪塔一基(重文)を蔵しているが、これにも金銅板切り透しの法身真言を鋲止している。いずれにしても室町時代をくだらぬ珍しい画像である。
- 名称
- 絹本著色五輪双円塔(ケンポンチャクショクゴリンソウエントウ)
- 文化財区分
- 市指定文化財
- 種別
- 絵画
- 時代
- 室町
- 員数
- 1幅
- 管理者
- 性海寺(ショウカイジ)
- 地区
- 稲沢
- 所在地
- 稲沢市大塚南一丁目
- 指定・登録日
-
昭和62年11月2日指定
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