市指定文化財 絹本著色真言八祖像(性海寺)
各縦104~105cm、横51.2cm。真言密教を流伝護持した八人の祖師を真言八祖とよび、報恩のための画像供養に用いられてきた。
金剛智・不空・善無畏・一行・恵果の五祖像は、五祖の一人である恵果が、唐代の画家李真らに描かせて帰国する空海に与えたものと、さらに龍猛・龍智・空海の三祖像を加えたものが東寺に伝えられていて、これを典拠として数多くの類品が作成された。
この性海寺本は、東寺本の縮図作例といえる。各祖師の肉身は、朱具塗りー龍智・金剛智・不空ーと、黄土塗りー龍猛・善無畏・一行・恵果・空海ーの二種がある。
描写は類型的であるが、15世紀末期の制作と考えられる。
- 名称
- 絹本著色真言八祖像(ケンポンチャクショクシンゴンハッソゾウ)
- 文化財区分
- 市指定文化財
- 種別
- 絵画
- 時代
- 室町
- 員数
- 8幅
- 管理者
- 性海寺(ショウカイジ)
- 地区
- 稲沢
- 所在地
- 稲沢市大塚南一丁目
- 指定・登録日
-
昭和57年11月1日指定
このページに関するお問い合わせ
教育委員会事務局 生涯学習課 文化財グループ
〒492-8269
愛知県稲沢市稲府町1番地 本庁舎3階
電話:0587-32-1443
ファクス:0587-32-1196