市指定文化財 木造仁王像
像高179cm(阿)、180cm(吽)。仁王は金剛力士とも言い、寺門の両側に安置する金剛神である。元来は密迹金剛であり、独尊であってよいが、寺門の左右を守護する形を整えるに及んで、阿・吽の二躯一対の形が成立したものと考えられる。
本像は、寄木造で玉眼を嵌入し、像容は阿・吽ともに頭部はなかば内側を向き、阿像は左手を肩上にあげて金剛杵を執り、右手を側方に伸ばし指先を外側に向ける。吽像はより自然に右腕を屈臂、掌を前に向け左腕は前に向けて金剛杵を執る。今持物は欠失しているが、中世に遡る当市唯一の作例である。
- 名称
- 木造仁王像(モクゾウニオウゾウ)
- 文化財区分
- 市指定文化財
- 種別
- 彫刻
- 時代
- 室町
- 員数
- 2躯
- 管理者
- 円光寺(エンコウジ)
- 地区
- 下津
- 所在地
- 稲沢市下津土山町
- 指定・登録日
-
昭和62年11月2日指定
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