市指定文化財 木造獅子頭(尾張大国霊神社)
高14.2cm、奥行17.2cm、張16.5cm。材は松かと思われる。通例のように下顎を別に造って固定する獅子頭で、漆箔を施こすが、現状はほとんど剥落して漆下地をあらわす。
獅子頭の古い例は、多く薄く、平型であって華やかではないが、眉や両眼、大きな鼻などの各部の構造がしっかりしている。この獅子頭もあまり細技を示すできではないが、古い様式をよく残しており、大方の獅子頭が近世のものと造り替えられている中にあって、県下では古例に属するものであり、はなはだ貴重である。南北朝末から室町初期の制作と認められる。
- 名称
- 木造獅子頭(モクゾウシシガシラ)
- 文化財区分
- 市指定文化財
- 種別
- 彫刻
- 時代
- 南北朝
- 員数
- 1面
- 管理者
- 尾張大国霊神社(オワリオオクニミタマジンジャ)
- 地区
- 小正
- 所在地
- 稲沢市国府宮一丁目
- 指定・登録日
-
昭和54年11月1日指定
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