市指定文化財 木造聖観世音菩薩立像
像高139cm、頭・体部を通じて前面を大きく一材、背板の中央を矧いで二材矧ぎとし、構造は簡明で、おだやかな垂髻の形、まるく両頬の肉どりのおだやかな相好、条帛や裳の彫りが浅く、衣文の彫り口など、平安末の通形の菩薩立像であるが、地方作的な古風さが目立つ。両手の肘から先と、それから垂下する天衣の遊離部を補っているので、それらが像容を損じているうらみがある。
現在聖観音としてまつられているが、弥陀三尊中の脇侍菩薩の一とも考えられる。
- 名称
- 木造聖観世音菩薩立像(モクゾウショウカンゼオンボサツリュウゾウ)
- 文化財区分
- 市指定文化財
- 種別
- 彫刻
- 時代
- 藤原
- 員数
- 1躯
- 管理者
- 観音寺(カンノンジ)
- 地区
- 千代田
- 所在地
- 稲沢市梅須賀町
- 指定・登録日
- 昭和50年4月1日指定
- 平成6年:保存修理
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