市指定文化財 半床庵(茶室)
この席はもと名古屋市の土井国丸邸の庭にあったもので、最終は名古屋茶道倶楽部が運営していたが、道路拡張のため解体され、昭和42年に当社へ移築して保存されることとなった。
桁行一間、梁間一間二分五厘の切妻造桟瓦葺の主屋の妻正面に梁間七分五厘の柿葺の庇を降して、席とその裏の廊下にあて、主屋と鍵手に延びる桁行一間半、梁間一間、桟瓦葺の角屋を水屋とし、水屋の左右にも柿葺の小庇をつけ、流し、押入れ、地袋等にあてている。主屋は南面する。
この席は何度も移築されているので、材料の変わった部分も多く、最初に建った時の詳細は不明であるが、由緒書によると元禄末年頃の建立という。
- 名称
- 半床庵(茶室) (ハンショウアン(チャシツ))
- 文化財区分
- 市指定文化財
- 種別
- 建造物
- 時代
- 江戸
- 員数
- 1棟
- 管理者
- 尾張大国霊神社(オワリオオクニミタマジンジャ)
- 地区
- 小正
- 所在地
- 稲沢市国府宮一丁目
- 指定・登録日
-
昭和50年4月1日指定
- 平成3年、平成23年:保存修理
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