市指定文化財 厨子
総高158cm、間口72.5cm、奥行58.5cm、屋根幅146.5cm。
入母屋造、妻正面で、妻飾りは虹梁に板蟇股の形式をとり、異形の猪目懸魚をつる。屋根は本瓦形の形を木で造り、隅飾りには棟を作らず、隅丸に平瓦がとりついて巧みな取扱いをみせ、大棟端と平降棟端には鬼瓦をおくが、平降棟には熨斗瓦をみせず、それを低く納めて格好が重苦しくならないように配慮している。
柱は、前の二本は円柱、後の二本は角柱であるが、共に土台上に立ち、上部に粽がつき、正側面に腰長押、内法長押をめぐらし、背面は壁にとりつくようになっていて、何も作られていない。正面戸口脇方立を土台と内法長押の間に立て、腰下襷掛け入りの桟唐戸を両開きとする。小作ではあるが、大日如来像と同時期の作とみられる。
- 名称
- 厨子(ズシ)
- 文化財区分
- 市指定文化財
- 種別
- 建造物
- 時代
- 室町
- 員数
- 1棟
- 管理者
- 善應寺(ゼンノウジ)
- 地区
- 明治
- 所在地
- 稲沢市片原一色町
- 指定・登録日
-
平成元年10月2日指定
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