市指定文化財 本堂厨子
一間入母屋造妻入、木製本瓦葺、間口三尺、奥行二尺の小厨子であるが、禅宗様によって緻密な仕事がなされている。柱は円柱で上下に粽がつき、礎盤上にのる。正面に桟唐戸を吊り、上部には花狭間を飾る。他の三面は板壁とする。塗装は黒漆塗を主体とし、面には朱を入れる。柱・壁・頭貫・台輪などには彩色が施され、扉には飾金具が打たれる。壁は胡粉塗とする。細部の様式から室町時代のものと判断される。
- 名称
- 本堂厨子(ホンドウズシ)
- 文化財区分
- 市指定文化財
- 種別
- 建造物
- 時代
- 室町
- 員数
- 1棟
- 管理者
- 安楽寺(アンラクジ)
- 地区
- 明治
- 所在地
- 稲沢市船橋町
- 指定・登録日
-
昭和54年11月1日指定
- 平成13年:保存修理
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