重要文化財 紙胎漆塗彩絵華籠
径24cm、高3.9cm。この華篭は、木型に10枚前後の紙を貼り重ねて成形し、型抜きの後黒漆を全面に塗布して固めた紙胎黒漆塗製。内面のみは胡粉地にして緑青、紅などによる華麗な八葉蓮華文をあらわし、その花弁の間からは金箔押し墨線輪郭の力強い三鈷文をのぞかせる。なお成形後、縁と花弁と三鈷で形成される区割を切り透し、単調な形姿に変化を求めているのが興味深い。鎌倉時代の珍しい遺品である。
- 名称
- 紙胎漆塗彩絵華籠(シタイウルシヌリサイエケコ)
- 文化財区分
- 重要文化財
- 種別
- 工芸
- 時代
- 鎌倉
- 員数
- 6枚
- 管理者
- 萬徳寺(マントクジ)
- 地区
- 小正
- 所在地
- 稲沢市長野三丁目
- 指定・登録日
-
昭和36年2月17日指定
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