重要文化財 木造虚空蔵菩薩坐像
像高60.9cm、桧材、寄木造、彩色、玉眼嵌入。昭和27年度の修理の際、像内から墨書の宝篋印陀羅尼経と虚空蔵経合せて一巻が発見された。頭上の宝冠は、鎌倉風の高髻も全部かくれる程の高さと、相好の幅一ぱいに大きくしつらえ、全面に細かく入念な透彫りを施こし、像容の細緻さにふさわしいものである。体部はこの像高とは思えぬほど衣文を大きくあらわし、動きのある意匠で、天冠台の波型の意匠や、地髪の変化のある髪筋の刻み方なども、この頃の仏像のひとつの特色といってよい。
- 名称
- 木造虚空蔵菩薩坐像(モクゾウコクウゾウボサツザゾウ)
- 文化財区分
- 重要文化財
- 種別
- 彫刻
- 時代
- 南北朝
- 員数
- 1躯
- 管理者
- 亀翁寺(キオウジ)
- 地区
- 大里東
- 所在地
- 稲沢市北市場町
- 指定・登録日
-
明治42年9月21日指定
- 昭和27年:保存修理
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