重要文化財 木造伝熱田大宮司夫妻坐像
像高男子像60.7cm、女子像60.9cm、男子像は円頂、衲衣の上に五条袈裟をかけ、定印を結び、膝前に直綴の縮衣の裾を表し、畳座に坐る。婦人像は髪を振分け、垂髪を両肩に垂れ、衣の上に袈裟をかけ、裳をつけ合掌して坐る。桧材を用いた寄木造で玉眼嵌入、男子像は口もとにかすかに笑みをたたえるかに眺められ、特にそのまなざしは活趣があふれていて、いかにも温雅な人がらを偲ばせる。婦人像の目鼻だちは、眼光もするどく、唇を引き締めた表情にはなかなか鋭いものがあり、婦人の肖像の作例がまれなうえに優れた出来である。
- 名称
- 木造伝熱田大宮司夫妻坐像(モクゾウデンアツタダイグウジフサイザゾウ)
- 文化財区分
- 重要文化財
- 種別
- 彫刻
- 時代
- 鎌倉
- 員数
- 2躯
- 管理者
- 国分寺(コクブンジ)
- 地区
- 明治
- 所在地
- 稲沢市矢合町
- 指定・登録日
-
大正元年9月3日指定
- 大正3・4年:保存修理
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